夕刊デイリー新聞(2009年11月26日号)に当社の省エネ型発電機が掲載されました。


(以下、夕刊デイリー新聞より本文を転載)

充電式の省エネ型発電機

エレクトリックBOX発売 家庭用電源でも充電 延岡のブルーウィング

 風力発電システムメーカー「ブルーウィング」(延岡市別府町)を経営する森山喜昭さん(64)が野外で気軽にAC(交流)電源をとることができる充電式の省エネ型発電機「エレクトリックBOX」を独自開発し、12月1日から発売を始める。すでに知人、友人から受注があり、全国展開していく計画で「将来的にはさらにコンパクト、軽量化を図っていきたい」と意欲を見せている。

 ガソリンなどを燃料とする従来の発電機に比べCO2の発生はゼロで低燃費な上、静音で持ち運びしやすいことが特徴。各家庭のコンセントからはもちろん、走行中の自動車のシガーライターソケットからも充電でき、充電が終わると完了ランプが自動点灯する仕組み。

 DC(直流)12ボルトのバッテリー電源をAC100ボルトの家庭用電源に変えるため野外で照明器具ほか家電製品に使える。40ワット出力のテレビで例えると、1回の充電で10台を同時に約2時間30分間視聴可能で、7.5ワットのLED(発光ダイオード)電球1個を約80時間点灯できる容量という。

 8月の「まつりのべおか花火大会」の時に露天商が使用する発電機から排出されるCO2や、大きなエンジン音が気になりなんとかできないものかと思い立ち、9月に新商品の構想を抱いた。コスト削減や安全面に配慮しながら研究や実験を重ね約1ヶ月で試作品を完成させた。

 米国のクーラーボックス製造販売会社のコールマン社に「環境保護に貢献する商品に使用したい」と申し出たところ、同社の車輪付きクーラーボックスの使用許可をもらった。サイズは高さ42センチ、幅36センチ、奥行き57センチで重さ27キロ。

 価格は従来の発電機とほぼ同額の5万9800円(税込み•送料別)。雨天時でも充電可能で、シーズンを迎えたイルミネーションに最適の別売りソーラー(太陽光発電)パネルとのセットは7万8千円(同)。風力発電との接続もできる。

 森山さんは「アウトドア派にお勧めで、釣りをする時にも便利です。これからも皆さんが喜ぶようなエコなアイデア商品を作りたい」と意気盛んに話していた。問い合わせは同社(☎0982•31•4748、ファックスも同じ)。

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