夕刊デイリー新聞(2015年10月30日号)に当社の皮むき器「楽じゃが」が紹介されました。


(以下、夕刊デイリー新聞より本文を転載)

ユズ皮むき器を開発

延岡市のブルーウィング

自動化に成功

延岡市内のクリーンエネルギーメーカー「ブルーウイング」(同市別府町、森山喜昭社長)はこのほど、果実の硬い皮を始動ボタンを押すだけで簡単にむくことができる「ユズ皮むき器」を開発し、販売を始めた。
 
 森山社長(70)=同市別府町=と、実弟で副社長を務める兼博さん(65)=同市片田町=はこれまで、農業用のハウス施設内の水まきや農薬、液体肥料などを手軽に散布できる自動噴霧システム「なからっぽ」や災害時に役立つ装置「バルーンソーラー蓄電池」ほか、風力発電やソーラー照明灯、充電式の省エネ型発電機、鳥獣被害対策用の高電圧発生装置などのアイデア商品を、兄弟で知恵を絞って生み出してきた。

◆自動化に成功

 今回の製品は、宮崎市内のユズこしょう加工会社から「ユズの皮が硬くてむきにくく、時間と手間がかかって困っている」との相談を受けて8月から取り組み、10月初めに自動化に成功した。ハンドルを回転させて果物などをむく手動の既製商品を改造し、自動制御装置と組み合わせたもので、メーカー側からも「私どもの商品でユズの皮むきは無理でしょう」と言われたが、果物を固定する部分を金属で強化するなど試行錯誤を重ねて完成させたという。

 皮をむくことができるのはユズだけでなく、キウイからリンゴまで直径3~10センチ程度は可能。減速器も組み込んでおり、安全に皮をむくことができるように速さを調整する機能もある。所要時間は1個に付き約5秒で、ユズの場合、皮と白いわた部分の2段階に分けてむくことができる。

 森山社長によると、ユズの自動皮むき器は全国的にも珍しく、すでに数件の受注もあり、「これからも弟と一緒に、多くの皆さんに喜ばれるアイデア製品を手掛けたい」と意欲的に話した。問い合わせは同社(電話延岡31・4748)。

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