農畜産支援システム開発事業


 各地域の農畜産業は従事者の高齢化や後継者難、耕作放棄地の拡大等により、将来に向けてその持続的な存続が危ぶまれる状況にあります。また、国民や市場のニーズに対応し消費者に選択される農畜産品・加工品を安定的・効率的に供給するための体制づくりが、これからの成長に必要とされています。

 ブルーウィングでは、作業負担の軽減化、作物の促成や効率化、環境負荷の軽減など様々な環境技術を活かした農畜産の支援を行っています。

 

防除防疫、葉面散布、細霧冷房の自動化

 平成22年4月、宮崎県で発生した口蹄疫、そのウイルスは牛や豚などの偶蹄類に空気感染し、県内の畜産に大きなダメージを及ぼしました。その後、鳥インフルエンザの発生により、多くの家畜・鳥類が伝染病にかかり、畜産業に大きな経済的損失をもたらしました。

 これまでにも増して、農場消毒の強化による感染予防措置が求められる中、手作業による防疫作業は高齢化する生産者の大きな負担となっています。それらの作業の自動化には、これまで多額のコストが必要とされていましたが、既存の設備や資材の活用、ご自身での施工により、低コストでの作業省力化が可能となります。

ハウス内の液肥散布を自動化

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畜舎の防疫作業を自動化

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農作物の鳥獣被害を防止

 近年、多くの地域において、イノシシ・ニホンザル・ツキノワグマ・カラス・ハクビシン等(鳥獣)など野生鳥獣による農作物、生活環境への被害が増大しています。それに対し、各自治体ではイノシシやサル等を防除する電気柵の設置を推奨しています。ブルーウィングでは、強力で防除効果の高いオリジナル電気柵の販売・施工を行います。非商用電源地域においても、ソーラーパネルでの駆動が可能です。

田畑を荒らしたイノシシの足あと

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イノシシが好む竹の子の新芽

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