夕刊デイリー新聞(2015年1月30日号)に当社が共同開発したEV用車庫と国際太陽電池展への出展が紹介されました。


(以下、夕刊デイリー新聞より本文を転載)

EV用車庫を共同開発

延岡市の「ブルーウィング」

国際太陽電池展に出展

 延岡市内のクリーンエネルギーメーカー「ブルーウィング」(同市別府町、森山喜昭社長)はこのほど、取引先の太陽光発電施工販売会社、グランド技研(本社福岡県・太刀洗町)など3業者と電気自動車(EV)用の充電装置を備えた一般住宅向けの屋根付き車庫「ソーラーカーポート『グランドポート』」を共同開発した。2月25日から東京ビッグサイトで開かれる国際商談会「PV EXPO2015~第8回国際太陽電池展~」に出展する。

 太陽光発電システムメーカーのソロパワー・ジャパン(本社東京都)が手掛けるフレキシブル型(自由に曲げられ曲面などに設置できるタイプ)の太陽光パネルを搭載。一般の自動車に使われている鉛畜電池に比べ、1回の充電での使用効率が高いリチウムイオンバッテリーで蓄電するシステム。曇天が続く日は電力会社の深夜電力などでも充電が可能という。

 このうち、ブルーウィング社は心臓部といえる制御室を担当。太陽光から下りて来るDC(直流)の電流をAC単相200ボルトに変換し、EV車に充電できる電力を作り出す技術を提供した。また、緊急時に一般家電で使用できるAC(交流)100ボルトも出力できる工夫も施した。

 EVは環境に優しい次世代のクリーンエネルギー自動車として普及が期待されているが、充電インフラが不足しているのが課題といわれている。そのような現状を背景として注目され始めており、すでに約2300件のオファーが舞い込んでいるという。

 森山社長(69)は24日に上京し、27日まである同展に参加する予定で、「電力会社に頼らない自給自足でエコな電力の世界が到来し、今後、蓄電池の需要が高まると信じています。これを機に、一般家庭一軒分を賄える蓄電池の開発を進めたい。今後も人に役立ち、喜んでもらえる商品を作っていきます」と意欲的に話した。

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