(以下、夕刊デイリー新聞より記事を抜粋)
自動噴霧装置を改良-森山さん兄弟
ハウス内の作業が楽に
延岡市内でクリーンエネルギーメーカー「ブルーウイング」を経営する森山喜昭さん(69)=同市別府町=と、実弟で副社長を務める兼博さん(64)=同市片田町=は、農業用のハウス施設内の水まきや農薬、液体肥料などを手軽に散布できる従来の自動噴霧装置に改良を加えた新製品を「ナカラッポ」と商標登録し、販売を始めた。
従来の噴霧装置は残液が配管内に残るため、コケや藻が発生してノズルの目詰まりを起こしていた。「ナカラッポ」は課題だった配管内の残液を、高圧エアで瞬時に排出する。利用者の希望によって手動、自動が選択でき、それぞれ実用新案として登録。
「2人で手作業した場合、半日かかっていた作業が30分以内で済み、液体肥料は手動で散布した場合に比べて3分の2の量で済む」という。
◆森山さん兄弟TVに
森山さん兄弟はこれまで、風力発電やソーラー照明灯、充電式の省エネ型発電機、鳥獣被害対策用の高電圧発生装置などのアイデア商品を開発してきた。
兄弟で知恵を絞り、新製品を生み出してきた〃二人三脚〃ぶりが、ドキュメンタリー番組「世界一の九州が始まる!」(九州・沖縄のJNN系列)で紹介される。県内ではMRT宮崎放送で11月2日午前10時15分から15分間の放送予定。
森山社長は「これからも、ニーズに応えながら、皆さんに喜ばれる商品を兄弟で開発して社会貢献していきたい」と話している。