夕刊デイリー新聞(2012年6月21日号)に当社のハウス用自動噴霧装置が紹介されました。


(以下、夕刊デイリー新聞より転載)

ハウス農業をアシスト-延岡

農薬、水やりの自動散布システム-「ブルーウイング」の森山さんが開発

 延岡市内でクリーンエネルギーメーカー「ブルーウイング」を経営する森山喜昭さん(66)=同市別府町=は、農業用ハウス施設内の水まきや農薬、液体肥料などの自動散布システムを独自開発した。

 約10アール分のハウス内で手作業した場合、約2時間かかる所要時間が約3分間で済み、微粒子の濃霧が4~5分間消えないほか、葉の裏側まで霧で覆うことができるのが特徴。生産者の労力軽減につながることはもちろん、液体肥料なども、手動で散布した場合に比べて3分の1の量で済むほか、既存の動力噴霧器などが転用できるなど経済的という。

 森山さんは、県内を立て続けに襲った口蹄(こうてい)疫や高病原性鳥インフルエンザの防疫対策として昨年2月、牛舎や鶏舎用の消毒液自動散布システムを開発。今年3月に宮崎市内の農家から「ビニールハウス内での噴霧装置はできないか」との依頼を受けたことから、試行錯誤を繰り返して5月初めに新システムを完成させた。

 既に宮崎市内の5、6カ所に設置して喜ばれているほか、口コミで西都市や綾町の農家から問い合わせが来ているという。

 森山さんは「今後のビニールハウス栽培の在り方を一歩前進させる開発。生産者の高齢化や後継者不足に悩む農業分野の救世主になるのでは」と自信をのぞかせており、「これからも皆さんに役立ち、喜んでもらえるようなアイデア商品を開発し、安価で提供していきたい」と話している。問い合わせは同社(電話延岡31・4748、ファクスも同じ)。